ケアマネジャーは福祉や医療の国家資格などを持ち、その分野でも5年以上の経験を積んで取得できる資格です。この基礎となる資格によって得意分野がことなります。例えば、基礎資格が介護福祉士で訪問介護に携わっていたというケアマネジャーであれば、食事が作れない、買い物が大変など、生活面での困りごとへの対応がズムーズだといえるでしょう。一方、前職が看護士だったというケアマネジャーであれば、病気など医療面に詳しく、医療職との連携も取りやすいことが想定できます。今後、生活面を支えてほしい、あるいは医療面を重視したいといった親本人と家族の希望を整理した上で、得意な支援について聞きながらケアマネージャーを選定するのもいいでしょう。資格があっても人間同士の付き合いなので「相性」も大切です。親本人は勿論、介護者となる子の相性や話しやすさもポイントです。ケアマネジャーの選定の際は、聞かれた事だけでなく、普段から不安に思っていることや日常生活の些細な気づきなども積極的に話しましょう。そうして相手の対応を見極めていくことが重要です。ただし、ケアマネジャーは後からでも変更可能なので、神経質になりすぎないことも大切です。
よいケアマネジャー