グループホーム

認知症高齢者グループホームは、入居者最大9名を1ユニットとして、同じ職員が少人数に対するケアを行うのが特徴です。いつも顔なじみの職員が介護をしてくれて、助け合いながら家庭的な雰囲気の中出過ごせることから、認知症の患者に向いているとされています。グループホームの居室面積は7.43㎡以上で、共用設備として食堂兼リビングがあります。日中は基本的に皆、リビングに出て過ごすことになりますので、グループホームにあうかどうかは「集団生活ができるかどうか」が大きなウエイトを占めます。認知症の周辺症状として暴力や介護拒否が悪化すると、退去しなくてはならないことがあります。また、看護師が常駐してない施設が多いので、医療処置には対応してません。入居の際は、入居一時金などの初期費用が最大で数百万かかることがあります。入居後の月額費用は、介護費用の自己負担部分、家賃、管理費、食費などで、合計すると地方では月額10万円~20万円程度、都市部では月15万円~30万円程度です。居室が狭い為、家賃は有料老人ホームより安い傾向にあります。このほか、おむつ代や理美容代などを別途負担します。入居の条件は65歳以上、要支援2または要介護1~5の認知症患者です。またグループホームは「地域密着サービス」という各自治体が主体となって行う事業ですので、施設と同一地域内に住居と住民票があることが求められます。