親の介護を行っていくためには、ケアマネジャーと二人三脚で進める必要があります。しかし、家族の要望に耳を傾けてくれなかったり、どうしても要介護者(親)との関係がうまくいかないなど信頼関係を築くことが難しい場合には、ケアマネジャーの変更を行うことができます。担当のケアマネジャーに不満がある場合は、その所属の居宅介護支援事業所に連絡して、別のケアマネジャーに変えてほしい旨を伝えます。「いやだから」では角が立つかもしれませんから、「合わないので」と言ってみてもよいかもしれませんね。それでも言いにくい時は、「親との相性が悪い」と言えば問題ないでしょう。事業所ごとに変更したい場合は、最初に事業所を探したときのように、一覧表や口コミなどで新たに居宅介護支援事業所を探します。あるいは、地域包括支援センターに相談します。中立的な立場ですので「どのケアマネがいいか」といった直接的なアドバイスは期待できません。しかし、例えば「申し少し医療面に配慮したケアプランがのぞましい」と相談すれば、看護師出身のケアマネのいる事業所を教えてくれるでしょう。変更できるということは、介護保険制度のルールで定められています。心配せず実行し、ストレスをため込まないようにしたものです。
ケアマネジャーの変更