2011年にサービス付き高齢者住宅が登場してから、老人ホームの類型は複雑になってきました。簡単に言ってしまえば、サービス付き高齢者住宅は、住宅型有料老人ホームと殆ど同じです。違いは、制度上の違いと契約の仕方、生活相談員が配置されているかいないかがあります。有料老人ホームの監督官庁は厚生労働省で、サービス付き高齢者住宅を管轄するのは国土交通省です。有料老人ホームは「利用権」、サービス付き高齢者住宅は建物の「賃貸借契約」と、生活支援サービスの利用契約というように契約形態が違います。生活相談員は、生活をする上で生じる不安や心配事に対して適切な助言等をしてくれる人です。以上の様に違いはありますが、運営状況は同じ施設が多いのではないでしょうか。
サービス付き高齢者向け住宅